2019年1月25日金曜日

作陽高校3年間の思い出

 羽田 一平

 作陽高校での3年間は自分にとって財産になることが本当に多くありました。そして、人としても成長できることが出来ました。
1年生では、上下関係の厳しさを知りました。自分が中学生時代では味わえないことを味わうことが出来ました。どうやったら先輩と良好な関係を築けるかなど、これはもし自分が社会に出た時にすごく役立つことだと思います。
 2年生では、第96回全国高等学校サッカー選手権大会に出場することが出来たことです。ありがたいことに、自分は2年生からレギュラーで出させてもらっていました。しかし、ベスト8を決める試合で自分がPKを外してしまい、結果はベスト16で終わってしまいました。『悔しい…』それしか頭にはありませんでした。その時に1人の先輩が自分に声をかけてくれました。その人は自分と同じポジションでずっとライバルとして戦った先輩です。その先輩に「お前が居たからここまでこれた。逆にお前が居なかったらここまでこれなかったよ。ありがとう。この先輩の器の大きさを感じました。この先輩に感謝しないといけないのは自分の方でした。この先輩が居たからこの1年間必死に努力することが出来たと思います。この瞬間でした。先輩方の悔しさを無駄にしてはいけないと思ったのは。自分が主将をしてチームを変えると覚悟しました。
 そして3年生では、「主将」これが1番自分を変えてくれました。ですが、いざ150人をまとめる立場になってなにをすればいいかわかりませんでした。その不安を背負ったまま新人戦が始まった。結果は優勝することができました。でも自分はとてもモヤモヤしていました。その時に酒井監督に言われた言葉があります。それは『お前は主将としてなにもしてない。ただ主将という役割がついてるだけ。』これを言われた時はとても悔しく、腹が立ちました。なぜなら、酒井監督の言う通りだったからです。それから、自分なりにいろいろと考えました。正直やめたい、逃げ出したい、そんなことは何回もありました。でも、その時に頭に浮かんで来るのはあの先輩の『言葉』そしてあの日の『悔しさ』でした。あの日があったから乗り越えられることが出来ました。あとは仲間の力です。仲間が居なかったら腐ってたと思います。改めて仲間の大切さにも気づくことが出来ました。ある日1人の子に「一平は一平らしいキャプテンをやればいいじゃない。無理にうまくやろうとするんじゃなくてその一平のキャラをうまく使ってやればいいと思う!この言葉で自分は前向きに進めることが出来た。本当に感謝の気持ちしかありません。
自分達の目標である「県内3冠」「プレミアリーグ昇格」「日本1」この目標はすべて叶えられなかったけど作陽に来て、人としても1人の人間としてものすごく大事な物を作陽高校で学べたと思います。
作陽高校サッカー部で主将が出来て本当に良かったです。この経験を生かして次のステージでも活かして行きたいと思います
本当にありがとうございました。            以上