2020年5月22日金曜日

休校期間中のサッカー部の取り組み 「人生を考えるきっかけづくり」

今回の投稿はこの休校期間中に「人生を考えるきっかけづくり」になるような取り組みを各学年で行なっています。

なぜなら、
「サッカーと直接繋がっていないようなことが、実はサッカーを上手くする重要な思考に繋がっている。」ということに気づいたり、「普段の生活とサッカーはとても密接で共通点がある。」ことを知ることによって、目的意識をもち、いま一生懸命取り組んでいることや意識していることが「後々の人生に活きてくるということを感じるきっかけにしたい。」「振り返ったときにサッカーで培ったものが必ず将来(仕事など)に活きる。」ということを実感することや振り返れる財量(材料)にするためです。

※作陽高校の活動で培うもの。


1年生の取り組み
1年生は入学し、10日程度で休校になったこともあり、自己紹介動画を作ってもらいました。

1年生を担当している松本コーチ大塚コーチからのコメント
松本
「自己紹介をしてもらって個人の特徴であったり、将来の目標についてプレゼンを行ってもらいましたが、字幕やアニメーションを上手く使い工夫されてるように見えました。
高校生になって自分を表現するということは、社会に出ていくときに大切なものになります。人前で自分見せれる力をこの3年間で養っていきましょう。」
大塚
「入学前に合宿等で顔合わせをしている仲ではあるが、高校に入学してから10日程度しか共に過ごしていない現状であるため、休校期間中に「お互いを知る」→「仲間と繋がる」というテーマでそれぞれ企画を設定した。
企画1の自己紹介動画については、70ー90秒の動画の中で、お互いの共通点や相違点を見つけることができたとの声もあがり、6月からの学校生活において、仲間と更に交友関係を深めるきっかけを作ることができたと思う。」


2年生の取り組み
2年生は学年が上がり、立場が変わることにより、サッカーのことだけでなく進路も含めて考えなくてはならない状況になることから、大学の学部を調べたり、調べたことをデジタル化された資料にするという取り組みをしました。また、映像をみて「ゴールキーパーの立場からみたサッカー」をテーマにzoomでコールキーパー同士が意見を出し合いそれをみてフィールドプレーヤーがどう感じたかをアンケートで振り返ることなど、他にも色々な取り組みを通して、自分と向き合う課題をしています。




3年生の取り組み
3年生は自分の進路を考える時期ということもあり、「企業を知る」をテーマに世の中にはどのような業種や職種があり、どのような企業があるのか、何を目的に事業を展開しているのかをグループに分かれて調べてまとめ、発表を行いました。下記の画像は1回目のアンケートの抜粋になります。

現在、コロナウイルスの感染拡大の影響でチームとしてサッカーをするということができておらず、生徒たちも保護者もスタッフも本当に苦しい状況の中にいます。
ただ、生徒たちはそんな中でも、今だからできること、逆に今しかできないことをとても前向きに取り組んでいます。サッカー部の活動だけでなく寮Lifeのブログでも活躍している生徒もいます。(積極的に物事に前のめりに取り組める生徒が増えました。)

本来サッカーと勉強を本気で取り組むために作陽高校を選んでくれた生徒たちが、サッカーができない中でも、このように必死に今できる努力をしている姿をみてスタッフ全員パワーをもらっています。

この期間に自分と向き合い、人として成長したことで物事に取り組む姿勢が変わり、意識が変わり、のちに振り返ったときに「人生を豊かにするきっかけになった」といえるよう努力を続けましょう!!